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私が婚活界のさそり座の女と化した理由~第四章「築地の老舗企業」~






私が婚活界のさそり座の女と化した理由~第三章「過去」~はこちらから






結婚マウントを取ってくるザキヤマ。

選考を断ろうとも考えたけれど、今後のことを考え、進めてもらうことにしたのだが。

もう私の目の前には、地獄の圧迫面接の日が迫っていたのだったー。



選考通過





選考通過などの際にはLINEで連絡をしますとのことで、

登録会の時にザキヤマとは連絡先を交換していた。



後日、ザキヤマからLINEが届いた。

私に地獄の圧迫面接をしてきた、例の企業の選考通過しましたと。







これがすべてのはじまりだったー。



先行きが怪しい






この時、面接時間の候補を2つもらっていた。







希望日時を伝え、「4月19日(月)16時00分から」に決まった。




致しますを漢字で書いててすみません。間違いですよね。



決まったのだがー。

のちに時間変更依頼の連絡が。







「大丈夫かな、この会社…」と思いつつ、

提示された時間のどちらでもよかったため、以下のように返信した。







この時点で先行きがなんだか怪しい。



こうして、時間変更を行い

「4月19日(月)15時00分から」の面接となった。





このとき、企業の詳細も届いた。







登録会の際、詳しいお給料の金額を聞いていなかったので、

一応、面接前にザキヤマに聞いてみた。



面接次第になるとのことだ。







面接日当日

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そして。

面接日当日ー。

地獄のはじまり。




面接は15時開始だったが、待ち合わせ時間は14時15分。







この45分の間に何をしていたのかというと。

カフェで面接の練習をした。

今回の面接に同席する担当者と待ち合わせをして、カフェで練習を行う。

そのあとは、面接に担当者も同席をする。





このとき、面接に同席する担当者から、エージェントが作った履歴書をもらい、

面接ではこのように聞かれるから、このように答えてくださいと言われる。



同席者は女性だった。

なんて呼ぼうかな…ツッチーと呼ぶことにしようか。

(名前は土屋とか土田ではありません。)



ツッチーは、「この企業さんは”スキルアップ”という言葉が好き。何か聞かれたらスキルアップのためと答えるようにしてください」と言った。





面接を練習し、私は”スキルアップ”という言葉をうまく取り入れ、受け答えをしようと心がけた。



そして、時間となったので面接場所に向かう。

面接場所は築地駅から徒歩5分。







駅からそんなに歩かなかった。

面接場所の本社…というか、事務所に到着。

もっと大きな会社なのかと思っていたら、アパート?マンションの1室だった。





エレベーターにのり、部屋の前まで着く。



部屋からは建物中に響き渡るくらいの大きな笑い声が聞こえてきた。

私は驚き、ツッチーに「ここですか?」と聞いた。



ツッチーは答えた。

「あはは、アットホームな会社ですよね」



出た!

ブラック企業によくある「アットホーム」という言葉。





不安が募る。





事務所の中は、本当にアパートの1室って感じで、椅子とパソコンがいくつかあり、

それがパーテーションで仕切られているだけだった。



面接担当の男





いよいよ地獄の圧迫面接がはじまるー。






ツッチーと椅子に座り、面接官を待つ。

すると、面接官であろう男が来た。

この男はツッチーを見て、「お~!久しぶりだね~」なんて声をかけていた。



私のことを全く見ようともせずに。





そう。

この、なんとも失礼な男こそが、今回、私のことを圧迫面接してきた人物。



なんて呼ぼうかな~。

そうだ!

メガネインタビューにしよう!





この男がなぜ、メガネインタビューという呼び名なのか。



メガネインタビューのメガネはもちろん、メガネをかけていたから。

インタビューという言葉については、この男は過去に

”会社の顔”として、インタビューをされていたから。






メガネをかけて会社の顔としてインタビューを受けている男=メガネインタビュー。






私がどうやってこの男が過去に会社の顔として、インタビューされていたという情報を得たのか。

それは、圧迫面接を受けたあと、ザキヤマに男のことを問いただしたから。





ザキヤマはご丁寧に男の名をフルネームで教えてくれた。



男がどんな人物なのか。

調べて見たくなり、私は「男の名前 企業名」で検索をかけた。





するとー。






男が過去に会社の顔としてインタビューをされているサイトに辿り着いた。



履歴書の証明写真の顔が!?





ひとしきり、メガネインタビューはツッチーと話をしたあと、

初対面の私に向かってこう言った。





「履歴書の写真なに!?顔がきつすぎるよ」





え…。



私は唖然とした。

挨拶もなしに、初対面でそれ?



でも、ここは軽く受け流そう。

笑って済ました。

ツッチーも笑っていた。





転職エージェントに登録をする際、証明写真を持って行った。

その証明写真を使って、エージェントは選考書類を作成したであろう。





なんと。

初対面だというのに。

「証明写真の顔がきつすぎる」とメガネインタビューは言い放ったのだ。



顔つきが変わった面接官





こうして、面接がはじまったのだがー。




私はどちらかというと、ハキハキしゃべる方ではない。

ゆっくりだ。

しかもしゃべりが上手くない。





面接がはじまり、私がしゃべりはじめた途端、メガネインタビューは鼻で笑った。

そして両手を上げた。






この時点で、完璧舐められたのであろう。

メガネインタビューの顔つきが変わった。



それはあなたが能無しだからでしょ?

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ある程度、私の自己紹介が終わったところで。

今度はメガネインタビューが自分の会社ことを話しはじめた。

事業内容など。



話が終わったところで、今度は私の番。

自分が今までどんなことをしてきたのか。

前の会社での立場はどんなだったのかなど。





私は今までの経験を話し、前の職場が飲食店で

力仕事がメインだったこともあり、

「今までの職場は男の人がメインだったので、補佐的なことをしてきました。

今度は自分のスキルアップにつながるよう、転職を考えました」的なことを伝えた。




すると、メガネインタビューは笑いながらこう言ったのだ。








「補佐的なことって…何も仕事を任せてもらえなかったってことでしょ?」

「それはあなたが能無しだからでしょ?」






これだけではないー。

メガネインタビューは更なる暴言を吐き続ける。





~第五章「飲食業界の闇」~へと続く



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