【第三章～誘い～】モテワンコンテストとタケダという女

⇒【第二章～不信感～】モテワンコンテストとタケダという女

タケダから届いた1通のLINE。

「このイベント楽しそうじゃない？」

とにかく出会いが欲しかった当時の私。

何か出会いがあるかな～と淡い期待を抱き、

参加した「モテワンコンテスト」

そこで見た異様な光景とはー。

連絡

タケダと出会って1年が経った頃。

今まではすべて私からの誘いだったのに。

急に、本当に急にタケダから連絡が来た。

確かモテワンコンテストのURLが添付されていて。

このイベント楽しそうじゃない？と。

ニート

またかよ！って思われそうですがw

タケダからモテワンコンテストに誘われたとき。

私はニートであった(｀・ω・´)

▼独身女のニート歴ヤバすぎ問題について▼

2016年のモテワンコンテストは、12月3日の土曜日に開催された。

私の前の職場は飲食店だったので、土日はほとんど仕事。

だから土日に出歩くのは久しぶりだし。

イベントって聞いたら、何か出会いがあるかな～と思い、

喜んで参加をすることにした。

この決断がすべてを狂わすことになるとはー。

思いもせずに。

席

タケダにモテワンコンテストに行きたいと伝えたところ。

「ならば私がチケットを買うよ」と彼女は言った。

記憶がうろ覚えなんですけど。

A席だった気がする。

タケダが「せっかくなのでいい席にしようよ」と言ってきたもので。

いい席の値段…。

15,000円。

正直、仕事を辞めたばかりの私からしたら、

15,000円はとても大きかったし。

しかも会場は幕張メッセ。

当時住んでいた家からは相当遠かったので交通費も痛い。

でも「出会いが欲しい」という思いから、

15,000円のチケットを買ってもらうことにした。

理由

あとになって調べたところ。

タケダがなぜ「せっかくなのでいい席にしようよ」と言ったのか、

理由が分かった。

モテワンコンテストは、

チケットを売った人に報酬が入る仕組みなのではないかという情報を、

Yahoo!知恵袋で見つけたから。

私もネットワークビジネスやってると思われる二人の友達から誘われました。

私も実際のことは分かりませんが、黒だと思います。

もしかしたらチケット売ったら、売った人に報酬はいるのではないかなと思ったりしました。

引用元：Yahoo!知恵袋

そうなのかもしれない…。

モテワンコンテスト、結構勧誘を受けている人がいた模様。

大混雑

タケダは私がチケットを買っておくから、

料金は当日会った時に払ってくれればいいよとのことだった。

そして当日ー。

幕張メッセへ向かい、

到着してからタケダにチケット代を渡した。

入場手続きをはじめたのはいいけれど。

会場は驚くほど混んでいた。

入場するのに30分くらい待ったんじゃないかな。

脂ギッシュ

ちょっとここで思い出話を1つ。

入場の列に並んでいたとき。

ちょうど私の前が男性で。

その男性の頭がとんでもなく脂ギッシュだった！

頭皮は薄いし、髪の毛がベタベタ。

うぉぉぉぉぉぉ！きったねぇ！と思った私は、

まさかこのイベントがマルチ商法会員たちのもの。

そう、ここにいる人物がタケダの知り合いの可能性があるなんて。

1ミリも思っていなかったから。

私はタケダに「前の男の人、頭が脂ギッシュだしハゲてない？」と伝えた。

知り合いだったのかも

するとタケダは目を泳がし「あのくらいの年齢の人だし普通じゃない？」と答えた。

脂ギッシュのハゲ頭が、例えタケダの知り合いでないにしても、

いきなり「ハゲ」なんて言葉を聞いたら、普通の人なら驚くだろう。

だからタケダの反応はおかしくはない。

だが、あのタケダのキョドリ具合から、

もしかしたら知り合いだったのかもしれない。

ハゲるだろうなぁ

マルチ商法会員たちって、ノルマのために商品を買いまくったところで。

それを使い切るために必死で。

ヘアケア商品とか、尋常じゃないくらい使いまくってるらしい。

1回の入浴で、

シャンプーやらリンスやらを何十回とプッシュすると聞いたことがあるw

どんなヘアケア用品っていったって、

使い過ぎはよくないだろう。

頭皮にダメージを与え続けると、

あんなにも脂ギッシュのハゲ頭になるのだろうかと思った。

マルチ商法会員たちは、なかなか過酷な日常を送っている模様w

果たして

それで。

モテワンコンテストは果たして面白かったのかどうか問題だが。

特におもしろくはなかったという結果に至る。

モテワンコンテストは、NO.1のモテ人材を発掘するコンテストイベントだそうで。

モテワンコンテストとは、No.1のモテ人材の発掘をコンセプトとした、日本最大級のコンテストイベント。

引用元：ログミーBiz

今思えば「そうですか」としか言いようのない、謎のコンセプト。

各カテゴリからNO.1を決めるというもので、

美男美女やお笑いなどのカテゴリがあった。

神キュン（美男美女）、ＴＯＰ１グランプリ（お笑い）、ONES（ヒューマンビートボックス）、バズコン、歌王（カラオケ）の5部門のコンテストの様子がネットでも同時配信されました。

引用元：ログミーBiz

各カテゴリには複数人応募者がいる。

お笑いならば、各自ネタを披露して、

その中から一番面白い人、NO.1が選ばれるのだ。

大げさ

応募者が各自ネタを披露するとき。

とにかく、お客のリアクションが尋常じゃないくらい大げさだった。

「おもしろいね～」じゃなくて、

「ぎゃはははは！ヒョエ～キャァァァァァ～～

キョェェェェェ！！キェェェェェ！！ウェーーイ！」みたいなw

文字にするの難しいな(ﾟ∀ﾟ)ｱﾋｬ

私の文章力問題もあるけれど。

とにかく、狂ったパリピみたいなノリ。

なんだか不安になる、この感じ…。

モテワンコンテストの内容はおもしろかったのかもしれないけれど。

周りのリアクションが大げさ過ぎて。

そっちに気がいったことで、イベントの内容が全く頭に入らない。

だから、特におもしろくはなかったという結果になった。

⇒続く