poison

投資用マンションの勧誘を受けた男の話Ⅱ






ふるいにかけられ、

「勧誘ができる人物」となったOさん。





Oさんという獲物を前に、2人の男が見せた真の姿とは。




▼過去記事▼

投資用マンションの勧誘を受けた男の話Ⅰ



2回目の顔合わせ





2回目の顔合わせは山岡家ではなく、カフェだったそうだ。

その際、業者はパンフレットを持って来た。

自社のと物件のもの。





だが、このパンフレットでは、

Oさんが紹介されるであろう物件の場所が、

正確には分からなかったとのこと。





業者の態度は、以前と変わらずフレンドリーなままであったが、

話はだんだんと具体的に…。

「Oさんの会社の方もうちで投資用マンションを購入しているので」

「ご安心ください」



噓か実か





このとき業者は「Oさんの会社の方」という言葉と共に、

苗字だけであったが「〇〇さん」と、名前も出してきたという。

しかも部署名までも。





さらには「もしも今、マンションの購入を迷っているのならば、

〇〇さんから話を聞けるけれど、どうしますか?」と。



〇〇さんの部署名を聞いたところ、

役職者であったため、Oさんは話を聞くことを遠慮した。



当時のOさんは30代だったこともあり、

役職者と話すことに、ためらいがあったとのことだ。





実際に〇〇さんが本当に物件を購入していたかについては、不明。

なぜならOさんの会社は何千人という規模のため、

確認の仕様がなかったのだそう。





しかも「〇〇さん」という苗字だけ。



もしかしたら、業者が会社のサイトから、

役職者の名前を調べただけの可能性もあるし。

相手を信じさせるために言っただけかもしれない。



違い

スポンサーリンク




ここで、1回目と2回目の顔合わせに違いが出てきた。

1回目は相手の警戒心を解くために、

随分とフレンドリーに接してきたものの、

2回目では、かなり踏み込んだ話となっていた。



3回目の顔合わせ





Oさんが紹介された物件は「北千住の投資用マンション」だった。

2回目の顔合わせでもらったパンフレットだけでは正確な場所が分からず。

3回目の顔合わせでやっと場所を知ることが出来た。





そして。

マンションの場所ともに、業者も本来の姿を現すこととなる。



強引





Oさんは「物件を買う」なんて一言もいってはいない。

だが、業者は物件の全貌を明かしたところで、

「では、早速マンションを見に行きましょう!」





「来週どうですか?」と。

半ば強引に話を進めてきたという。

しかも買うことを前提で。



マッチングアプリにいるヤリモク男





この話を聞いて。

私はマッチングアプリにいるヤリモク男を思い出した。



マッチングしたら相手との距離感なんて関係なしに、

いきなり「来週会えますか?」と言ってくる男みたいだと。





まぁ、この業者の方がまだマシかもしれない。



Oさん曰く、

1回目の顔合わせでは、世間話をすることで相手をふるいにかけの警戒心解き。

2回目は自社の説明をすることで相手に自分たちのことを信頼をさせる。

そして3回目に確信に迫る&勝負に出る。





このように、ちゃんと段階を踏んでいるからな。

男女の関係も、3回目のデートがカギなんて言うくらいだから。



だが、ヤリモク男は即ホテルだからな。





おい!聞きやがれ。

お前らのことだ!ク〇野郎ども!!



おっと。

関係ないところで私のさそり座の女魂が爆発した。





失礼!



表情が一変

スポンサーリンク




Oさんは「買う」とも「物件が見たい」とも一言もいっていないにも関わらず、

強引に北千住のマンションの内見に行くよう促された。



だが、Oさんの住まいは茨城県。

来週に北千住のマンションを見に行きましょうと言われたところで。





なかなかの遠出になるし無理な話である。



Oさんはこの急な話の展開に危機感を覚え、

業者に「ちょっと待ってください」と伝えたところー。



相手の表情が一変したのだという。





Oさんは息を呑んだ。

本来の姿を現した業者ー。

果たしてOさんは逃げ切ることができるのだろうか。



投資用マンションの勧誘を受けた男の話Ⅲへ続く











スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA