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儲けるとは信者と書くⅢ「謎の経営者の実態」






今から約2年ほど前。

ある婚活パーティーに参加をした時のこと。





婚活パーティーというか。

異業種交流会といった方がいいのか。

私は2人の「謎の経営者」と出会った。




▼過去記事▼

儲かるとは信者と書くⅡ「コンビニ経営の謎」




元薬剤師





今回出会った2人の謎の経営者は、どちらも女性であった。

まずは1人目。

元薬剤師のMという女性。





Mと出会ったパーティーは、

男女関係なく、誰でも話しかけて良いタイプのものだった。



私はMに話しかけられ、

ちょっとばかり盛り上がり、LINEを交換。

ここでMとはLINEを交換しただけで別れた。



後日





後日、MからLINEが届いた。

今から2年ほど前というと。

コロナ禍だったこともあり、

自粛生活を送っていた人も多かった時期だ。





婚活パーティーには参加をしつつも、もちろん私もその1人。

なので、MとはZoomでお話しませんかという流れになった。







全貌

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MとZoomの日。

各自で軽食などを用意し、画面越しに趣味や仕事の話で盛り上がる。





とりあえずは当たり障りのない、仕事順調ですか?からはじまり。

話をしていていくと。

だんだんとMの全貌が明らかになってきた。





結果として。

彼女は謎の経営者であった。



簡単にまとめると。

Mは自然栽培で地球を元気にする活動をしていて、

ほにゃららはにゃらら…ということらしい。



激減





Mは元薬剤師であり、薬学部卒なのだという。

薬剤師として薬局で働いていたけれど、

コロナ禍の影響で勤務日数などが減ったことにより。

収入も激減したらしい。





そして。

彼女は薬剤師を辞めたという。






何もスキルがない私だからこそ思う。

薬剤師って…願ったところで簡単になれるものではないだろう。



そもそも。

薬学部自体が難易度が高くて大変なのではないか?





なのに…なんで辞めてしまったのだろうと。

でも、その道を少なからず歩んできた彼女のことを、

私は正直に凄いと思った。



紹介





そんな彼女に尊敬の眼差しを向けていたが。

ある言葉で。

私は我に返ることとなる。





薬剤師を辞めたM。

そして今の職である、

「自然栽培で地球を元気にする活動」





これは、ある人物から薬剤師の資格を活かし、

やってみないかと紹介されたのだという。






濁り





私は。

マルチ商法に勧誘され続けてきた過去の経験から。

「ある人物・紹介」

この2つのワードに危機感を覚えた。





彼女の話を聞き続けていたら。

白ではない。

確実に濁った何かを感じた。





間違いない。

彼女は自然栽培で地球を元気にする活動に、興味はないかと訪ねて来た。



そう。

これが答えだ。

あのとき私が感じた「濁り」は正しかったのだー。



出会い

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続いて。

2人目のAという女性。



Aは、Mとは別のパーティーで知り合い、

このときは合コンタイプの少人数制だった。

確か4対4だったはず。





Aは友達同士で来ていたが、私と席が隣同士だったこともあり、

最後にLINEを交換して別れた。



Mと同じく、後日AからLINEが届き、近々食事へ行くことに。







こちらも約2年ほど前の出来事。

コロナ禍ではあったものの。

オンラインではなく、直接会う約束をした。



予防線





実際にAと食事をしてみて分かったことは。

Mと同じく。

やはり謎の経営者であったこと。





でも、Mとは少し様子が異なり。

あまり自分の仕事について、真剣に話をしてこなかった。



その理由は。

AとはMのあとに出会ったのだが。

Mの件でムカついていた私は。





先に「勧誘とかやめてくださいね」と、

予防線を張っていたからだと思われる。



クリニック





それで。

肝心のMはどんな謎の経営者だったのかというと。





「メタトロン」

聞いたことはあるだろうか?

メタトロンを導入したクリニックを経営している人物だった。



メタトロン





メタトロンとは、なんだかよく分からないのだけどw

一言でいうと、

体の周波数を測定してのセラピー波動療法

うんちゃらかんちゃら…らしい。



引用元:こめの医院


ヘッドセットをして、パソコンで周波数を見て、

体のバランスをチェックするらしいんですよね。








このサイトにあるように。


※日本では医療機器としては認められていません。

引用元:上野医院


日本では医療機器としては認められていない。

だから保険適用外だし、自由診療となる。

このメタトロンをどう思いますか?



インフルエンサー





私は確実に怪しいと思う。

だが。

驚いたことに。

メタトロンを、YouTuberの佐々木あさひさんがTwitterで紹介していた。

ツイートの埋め込みがエラーで出来なかったので、スクショ載せます。







恐るべしインフルエンサー。

佐々木あさひさん、嫌いじゃなかったけど。

このツイート見たとき。





なんか…。

インフルエンサーって、なんでもやるんだなと思った。



元放射線技師





Aの話を聞き進めていくうちに。

やはりMと同じく、ある人物紹介されて、

メタトロンを導入したクリニックの経営をはじめたのだそう。





Mは元放射線技師(レントゲン技師)

こちらも大学や専門学校行って、

国家試験に合格しないとなれない職業だろうに…。





なぜ辞めた!!と。

私が悔やんだ…。



高級車





だが、悔やむべきところはそこだけではなかった。

このメタトロン。

Aの話によると「高級車を1台買えるほどの値段」なのだという。





正確な値段を、Aは教えてくれなかった。

自分で調べたところ、メタトロンの機械は500~1,000万円はするらしい。





値段に幅があるのは、種類やグレードがあるから。

「高級車1台分」と考えると、

Aは一番グレードの高い、1,000万円の機械を買ったのではないか。





さすがに1人で1,000万円は…と思っていたら、

Aをまぜて3人で出資をして、起業をしたのだそう。



笑顔





1,000万円を3人で出資…と考えても。

なかなかハードルが高くはないだろうか。



なんだか。

そこまでして起業をする理由が私には分からなかった。





嬉しそうに、メタトロンの魅力を語るAの笑顔を見るたびに。

胸が痛んだ。



だが。

この純粋なAの笑顔こそが。

今の若者が起業をする理由なのかもしれない…と気づいたのだった。



儲けるとは信者と書くⅣ「つかまり立ち」へ続く



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