poison

個人タクシーにぼったくられそうになった話②






個人タクシーに乗った。

運転手さんに家の最寄り駅までの料金を聞く。

想像以上に安い…。

不安になりつつも、そんな安ければありがたいなぁという気持ちから、

私は出発してもらうようにお願いした。



これがすべてのはじまりだったー。

▼過去記事▼

個人タクシーにぼったくられそうになった話①

タクシーに乗った出口のからくり





今回の話の一番のポイント。

駅の出口のからくりについて話をしていきます。



駅というと。

東西南北と出口がありますよね。



今回私は、ある出口からタクシーに乗った。

だが、私の家はこの出口と反対方向だ。



だから、私が乗った出口から反対側の出口まで、その分の距離が長くなる。

ということは。

駅をぐるっと回るだけ料金が多くかかるわけだ。



でも。

私が運転手さんに料金を聞いたのは、自分が乗った出口から。


その出口からの料金を運転手さんが答えたわけ…なのだが。



このあと、おかしなことが起こるのだ。



運転手を止めなければ





私は運転手さんから聞いた金額があまりに安かったため、

不安に思い、ずっとメーターを眺めていた。



しかもだ。

なぜだか、駅をぐるっと回るのに、

かなりの遠回りをしている…気がした。

ルートに関してはよく分からないからなんとも言えないし。

東京はきっと交通ルールが厳しいから、

これが正当なルートなのかもしれないけど。



にしてもだ。

かなりの勢いでメーターが上がっている。





おかしい。

これはおかしい。


運転手さんを止めなければ。

だってー。

駅をぐるっと回っただけで。

運転手さんが提示した額の半分以上となっていたのだからー。



提示された額では不可能

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これは例ではありますが、

運転手さんが私の家の最寄り駅までの料金を4000円と答えていたら、

駅をぐるっと回っただけで、

2000円以上の料金がメーターに表示されていたのです。

駅をぐるって回っただけなのに。

私の家の最寄り駅に行くのには、ここからがスタートと言っていいほど。



これは。

間違いなく、運転手さんが提示した額で最寄り駅に着くのは不可能だ。





私は運転手さんを止めた。

そして…。

録音の準備をした。



強気な運転手vsさそり座の女





運転手さんに聞いてみる。

「あの…。おかしくないですか?メーターめっちゃ上がってるんですけど」

「え?まぁ、上がりますよね」

「この時点でこんなにメーターが上がったら(私の家の最寄り駅)○○〇駅に着くまでいくらかかるんですか?」

「はぁ?だったらここで降ります?」



おい、こんなとこで降ろされてたまるかよw

「いやいや、ここで降りろとかおかしくないですか?」

「だってこれ以上、料金あがったら困るんでしょ?」

「困りますね、だってもうこの時点で言われた額の半分以上いってますから

「え?嫌ならここで降りてもらってもかまいませんけど?」



おっと!?

運転手さん、かなり強気だな。

面白くなってきたぞ。

さそり座の女魂、爆発させてやろうじゃねぇーか!





「いや、ここで降ろされたら困りますし、

このまま走ったところで提示してきた額の倍以上かかりますよね?」



駅をぐるっとまわっただけで、

提示してきた額の半分以上の料金がメーターに表示されている。



今いる出口から私の家の最寄り駅に行くまで、

駅をぐるっとまわった距離の倍の倍の倍かかる。



ということは。

運転手さんが提示してきた額では確実に最寄り駅まで帰ることはできない。



「今の段階でこれだけの料金。

このまま走り続ければ、提示した金額の倍以上はかかりますよね?

ならば、今、それを教えてくれるべきではないですか?

私がメーター見てなかったら料金はまだ上がり続けてましたよね?」



「は?そんなこと言われても。

だったらここで降りてもらうしかないんですよねぇぇぇぇぇ??」





おっさんw

ムカつくな。

ぱっと見、この運転手さんは50代~60代といったところでしたね。

もちろん男性です。



だけどな。

負けてたまるか。



会社もない…名刺もない





「私は乗る前にきちんと料金を確認しました。

運転手さんは料金を答えましたよね。

〇〇00円って。

だったら言った金額は嘘だったというわけですか?」



「嘘ではないですね。

でも、嫌なら、

最寄り駅までの料金を払いたくないなら、

ここで降りてもらうしかないんですよ」

「ならこのまま待っててください。

他に対処法がないのか。

私、そちらの会社に連絡してみるので。

連絡先教えてもらってもいいですか?」



「いや、会社の連絡先とかないんで。

うち、個人タクシーなんでね」



個人タクシー?

やべぇ、私の頭悪すぎ問題がバレてしまう。


あとでGoogle検索しようw

このとき、独身女ははじめて「個人タクシー」なるものを知る。



「そうですか。

ならば名刺もらっていいですか?」

くそ!

晒してやろうじゃねぇーか!! 

「はぁ?名刺なんてもってないですよw」

まさかの返答。



会社もない…。

名刺もない…。

一体どうすればいいのか。



運転手が黙った瞬間





「そうですか。

でも、ここで降ろされても困るので。

どうにかしてもらっていいですか。」



「はぁ?無理ですね。

どうにかとか、割引できませんからね。

そもそも、タクシーで割引するのって「違法行為」なんですよ」

確かに。

タクシーでの割引は、違法行為に当たるらしいのだ。


タクシーの運賃は、原則国土交通大臣へ申請後、認可を受ける必要があり、その運賃が適正になるよう法令によって規制されています。そのため、タクシー会社やドライバーが勝手に値引きを行うと、法令違反(道路運送法 第10条 運賃又は料金の割戻しの禁止)になってしまうのです。

引用元:MOBY

だから運転手さんの言っていることに間違いはなかった。

だが、私は私でここで降ろされたらとても困る。





「いや。なら提示した額で帰れないこと、なんで教えてくれなかったんですか?」

「このまま帰ったら一体いくらになるんですか?」



「私、〇〇〇駅まで歩いて帰ったことあるんで、道が分かるんですよ。

ここって、今、駅出たところだし、

〇〇〇駅までの半分も来てないですよね?」






私、〇〇〇駅まで歩いて帰ったことあるんで、道が分かるんですよ。






この一言をいった瞬間ー。

運転手さんが黙った。

今まで強気だった運転手さんが何も言い返してこなくなった。



静まり返った車内。

さて。

態度が豹変した運転手さん相手に独身女はどう出るのか!?



個人タクシーにぼったくられそうになった話③へ続く



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